徒然なるままに

2020年6月定例議会一般質問

今回は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、簡素化した議会運営が行われました。一般質問についても自粛の要請がありましたので、短時間で2点の質問を行いました。今回は一般質問は、江藤議員、竹下議員と私の3名でしたので初日の午前中で終わりました。質問順はくじで決定されますが、見事一番くじを引いて今回も朝一の登壇となりました。

丸山幸弘議員 一般質問抜粋
令和2年6月8日(9時30分)
広川町議会議事堂

〇議長(野村泰也)
日程第3.一般質問を行います。
発言時間は、質問、答弁を含めて1時間以内とします。制限時間5分前にベルで合図します。
2番丸山幸弘君の登壇を求めます。

〇2番(丸山幸弘)
 2番議員の丸山でございます。今回は短くいきたいと思いますのでよろしくお願いします。
コロナウイルス感染症関連の町の対応及び支援策について、今回の反省と今後についてお伺い致します。
特に緊急事態宣言以降、飲食店をはじめとする事業者だけでなく、そこで働く人、学校の休業で働けなくなった人など、多くの方が影響を受けておられます。そのような状況下で特別定額給付金や持続化給付金など、国の支援とは別に近隣の市町村で続々と独自の支援策が発表されてまいりました。しかしながら、広川町におきましては、その情報提供が遅く、「広川町は何の支援もないのですか?」「対応が遅いのでは?」というご意見を数多くいただいておりました。このことは、広川町という地域ブランドを高めるという観点から好ましくないと考えまして、私たちも飲食店等の事業者を訪問したり、状況を尋ねたりして支援策について説明をしてまいりました。

 役場の職員の皆さんにおかれましても、ゴールデンウイーク中から総動員で定額給付金の準備を頑張っていただいたと感謝をしております。結果的には、近隣でもいち早くスムーズに給付が行われて、町民の皆さんには高い評価をいただいていると感じております。「早かったですね」というのが大方の皆さんの声でしたし、その他にも、ある事業者の方は融資の申し込みに行きましたら、商工会が親身に相談にのってくれたですとか、役場とか各所で親切に対応していただいた、広川町に住んでよかったという声を数多くいただいております。このように単に支援金を配るということだけではなくて、親切に対応してくれる役場や関係機関、そういう人たちがいるということが広川町の良さではないかと思いますし、このような積み重ねが町のブランドイメージを高めることになると考えております。

 そこで、今回、唯一の反省点といいますか、情報提供が遅かったということで住民に不安を与えてしまったということ、それと前回の3月定例会でも申し上げましたとおり、町のPR力というか、情報発信力を高めるということにつきまして、2点ご提案を申し上げたいと思います。

 1つは、スピーディーに町民が求める情報提供をするためのインフラの整備でございます。これは本会議でもLINEを使うとかいうことで出ておりましたけども、私も福岡市とか久留米市のLINE登録をしておりますけれども、ホームページよりも利便性は高いと思いますし、すべての方に対応はできませんけれどもスマートフォンの普及率、SNSは、80%ぐらいがやっておられるということでございますので、現状では最良の選択ではないかということで、ぜひ、検討をお願いしたいということが1点目でございます。

 もう一点は、広川町の良さを広く発信して、移住・定住を促進するという観点から、広川町のPRについて YouTube 等の動画サイトを活用して影響力の高いインフルエンサー等を使って、より効果的な町のPRを実施してはどうかということを思っております。今回のコロナウイルスによる自粛によって、テレワークですとかYouTube、SNS等を活用したオンラインの新しい取り組みが浸透してきております。これらは自粛による一時的で一過性のものではないと、アフターコロナにおいても継続していくのではないかと推察をしておるところです。

 今年度、農山漁村振興交付金の事業の採択を受けて、農産物の6次産業化を切り口に広川町のブランド化を図り、移住・定住促進につなぐ取り組みが行われておりますが、コロナの影響によって当初の事業計画どおりには、進めることができなくなってきております。
 オンラインでの会議やワークショップの実施が必要になってまいりますし、当初はなるべく接触を避けるような取組を優先的にということになってまいりますので、広川町のPRについてYouTubeなどの動画サイトを活用した動画による町のPRに力を入れるべきと考えておりますが、この2点について町長のご所見をお伺いしたいと思います。あとは、質問席にて行います。よろしくお願いします。

〇議長(野村泰也)
 町長

〇町長(渡邉元喜)
 丸山議員の質問にお答えいたします。
 現在、広川町における情報提供の手段としては、広報誌や公式ホームページ、フェイスブックなどがあります。一部の業務においては、協働推進課の防災メール、福祉課の子育て支援アプリ、教育委員会の図書館公式LINE、10月より行う環境衛生課のゴミ出し支援アプリなど、各課で運営している情報提供手段があります。
 ご質問にありましたように、福岡市や久留米市で導入されています自治体の公式LINE導入の必要性は感じていますが、業務ごとに運用していますアプリ等との調整が必要となってきます。今後、近隣市町の状況を調査し、導入した場合の課題を整理していきたいと思います。

 次に、広川町のブランドを高めるための情報発信力強化についての回答ですが、今回の新型コロナウイルス感染症対策による外出自粛により、多くの方が動画配信サービスを日常生活の中に取り入れられたことは承知しております。これからも、視聴者数、利用者数獲得のため、各方面、各分野で多くの情報配信サービスが行われてくるものと思われます。動画作成による広川町PRにつきましては、今回、農山漁村振興交付金事業を活用する「ひろかわブランド推進協議会」の中でも取組を進めていくようお聞きしておりますので、協議会へのサポートを含め、協働による取り組みにより広川町ブランドを高める情報配信を強化し、動画配信サービス利用者の確保を進め、広川町のPRを強化してまいります。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

〇議長 (野村泰也)
 2番丸山幸弘君

〇2番(丸山幸弘)
 1件目のLINEの件につきましては、様々な各課のアプリがありますので、今後、LINEに限らず、検討を進めていただければよろしいかなということでお願いを致します。

 2件目の情報発信力の向上についてなんですけれども、先日、西日本新聞が取り上げておりましたけれども、広川町出身のISOPP(イソップ)というダンサーの動画が話題となりました。かなり、あちこちからシェアが回ってきておりましたので、皆さんもご存知かと思います。この1か月で7作、作られておりまして、合計で400万回以上再生されているかと思います。ISOPPさんこと丸山悟史さんは、現在神奈川に住んでおりまして、吉本興行所属、NHKの番組にも出演しております。実際、彼は、実家のお母さんを楽しませるという目的で作ったということで、収入を目的としたわけではないのですが、あのような人材といいますか、広川町出身の方がおられるということで、この方を何か活用できないかというふうに考えておりますけれども、井上産業振興課長にお伺いしたいんですけれども、あの動画について課長はどのように感じておられるか、ご所見をお伺い致します。

〇 議長 (野村泰也)
 産業振興課長。

〇産業振興課長(井上新五)
 広川町出身のISOPPさんの「自粛犬」の動画になりますけど、やはり一番最初は面白いというふうに感じました。このような多くの方々に影響を与えるインフルエンサー、こういった方を起用した観光PRなどについては地域の観光、こういったものの発展に大きくつながるというふうに考えておりますので、先ほど町長の答弁でもありましたように、「ひろかわブランド推進協議会」の事業や各観光事業等で実施可能かというのを検証してまいりたいというふうに感じております。以上です。

〇議長 (野村泰也)
 2番丸山幸弘君。

〇2番(丸山幸弘)
 ありがとうございます。ほかにも彼のいろんな動画コンテンツを見ておりますと、中学生に向けた学校でのセミナーとかですね、笑いをとっているんですが、きちんとしたメッセージを込めた動画が数多くあると非常に感じております。その辺のセンスも非常に優れていると思いますし、何より広川町に対する愛着というか、愛情を私は動画を見ながら感じておりました。このような影響力のある広川町出身の方にPRをお願いするというのが非常に効果的ではないかと思いますし、そのような方はほかにもおられると思いますけれども、現状、あの方が今話題となっておりますので、ISOPPさんを使ってPRを実施したらどうかというご提案を実は、町の人からも使ったらどうですかちうことを言われておりまして、私も非常に良い人材と思っております。今回、かなり注目をされたと言ことで、先ほどの農山漁村振興事業の中で、まずはフルーツのPR動画を作成するとか、そういうことを行いながら、町のブランドを高めるような動画制作をやっていったらどうかなと思うわけでございます。
 それで、ぜひ、井上産業振興課長には、すぐにでもアポイントを取っていただいて、進めていただくようお願いを致しまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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